HELLO!おのさんです( ´∀`)
最近「この人、接客いいな〜」って思った瞬間ありますか?
逆に、「あれ…最後の対応が雑でちょっと残念だったな」って思ったことなら、けっこうあるかも。
今回はそんな**“所作”の話**です。
え、説教くさい?──まぁそう言わず聞いてくださいな(笑)
ネイルって、技術がすべてと思われがちだけど、実はリピートの決め手になってるのって、意外とこういう“小さなふるまい”だったりするんですよね。
「ランチが美味しかった」のに、リピしない理由
数年前、母と銀座でショッピングをしてた時のこと。
ちょっと休憩しようと入った、老舗っぽい喫茶店。
アイスコーヒー1杯、まさかの2,000円。
「えっっっ!?」と二度見したけど、空間も接客も居心地が良すぎて、値段以上の満足感だったのよ。
ところが…
レジで、若いスタッフさんが無言でお釣りとレシートを片手でポイッと渡してきたの。
……すべてが台無し。
ごはんが美味しいとか、空間がおしゃれとか、そういうことじゃなくて、
「自分がどう扱われたか」で、また来たいかどうかが決まるんだなと痛感。
ネイリストの所作、意外と見られてます
「私はネイルの腕で勝負してるから!」という方こそ気をつけて。
たとえば──
- パンフレットが指紋だらけ
- お釣りや名刺を片手で渡している
- カウンセリング中に脚を組んでる
- ドリンクを雑にテーブルへ置く
こういう無意識な動作こそ、お客様はしっかり見ています。
「技術はいいけど、なんか雑なんだよな〜」っていう印象になってしまうと、リピートにはつながりづらいのが現実。
パンフレット、汚れてませんか?
個人サロンだと、自分で作ったパンフやカード類をお客様に渡すことも多いですよね。
ここ、めちゃくちゃ所作が出ます。
テカテカの光沢紙(コート紙)は指紋が目立ちやすいし、
折れやすい紙だと保管が雑に見えちゃう。
「それ、お客さん目線で受け取りたくなる見た目か?」を常に自問してほしい。
対策ポイント:
- マットな紙質にする(指紋が目立ちにくい)
- クリアファイルに入れて渡す
- 折れ防止のために立てて保管する
ちょっとのひと手間で、「ちゃんとしてる感」アップです。
両手で渡す。それだけで“選ばれる人”に
名刺、パンフレット、お釣り、ドリンク。
なんでもそうなんですが、「両手で渡す」これだけで信頼度が上がるんです。
たとえ片手しか使えない状況でも、「片手で失礼しますね」と一言添えるだけで、全然印象が違います。
これってつまり、
「あなたのことを大切に扱っていますよ」
っていう非言語のサインなんですよね。
姿勢も、所作のうち。
カウンセリング中に脚を組んだり、腕を組んで聞いてたり、
施術中に背中を丸めて作業してたり…
無意識のうちにやっちゃってませんか?
わたし自身も、ふとした自分の動画を見返して「うわ、猫背…」と気づいたことがありました。
それからは、
- 椅子の高さを調整する
- 膝にクッションを置いて支えを作る
- 背筋を伸ばして作業する
など、身体の使い方も意識するようになりました。
身体の使い方=空気感、です。
所作って、どこまで気をつけるのが正解?
答えはシンプル。
「自分がお客さんだったらどう感じるか」の視点を持つだけでいいんです。
- この渡し方、雑に見えない?
- この座り方、失礼じゃないかな?
- このパンフ、今受け取ったらどう思う?
こういう「内観」と「想像力」こそが、お客さまに届く接客になる。
完璧にこなす必要はありません。
でも、意識するかしないかで、見える景色は大きく変わります。
最後に|人は“空気ごと”記憶する
お客様がサロンで感じているのは、技術だけじゃありません。
- 渡されたパンフの質感
- お茶の置き方
- 視線や微笑み
- 背筋の伸びた姿勢
こういう全部が混ざって、“空気ごと”記憶になるんです。
もし今「単価を上げたい」「リピート率を伸ばしたい」と思っているなら、
技術メニューを見直すよりも、自分の動きや所作を整える方が、近道かもしれません。
わたしもまだまだですが、
一緒に「また来たい」と思われる人でいましょ🌷
Thank you!
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