HELLO! おのさんです。
本当はネイルデザインのHowTo記事を書くつもりだったんですが、ふと浮かんだことがあって。今日はちょっと「お気持ち」を( ´∀`)
昔の私もそうだったんだけど、
「すべての技術ができて、すべてのお客様の要望に応えられないとネイリスト失格!」って思ってたんだよね。
もしかすると、これを読んでるあなたも同じように感じてるかもしれません。
でもね、そもそも「すべての技術」って何だろう?
ネイル技術って何がある?
これは私の認識ベースですが、ネイルの技術って分解するとこんな感じかなと思ってます。
基本編
- ジェル・スカルプのオフ
- ネイルケア
- ファイリング
- プレパレーション
ジェル編
- ベースジェルの塗布(フォルム形成)
- カラージェルの塗布(ムラ・発色チェック)
- グラデやフレンチなどの基本アート
スカルプ編
- フォーム装着(指からまっすぐ付けられるか)
- Cカーブ・ハイポイント・強度
ここまでがいわゆる“基礎力”。私としては最低限ここができていればOKだと思う派。
エアブラシや3Dアートは、やりたければやればいいし、やりたくなければ別にやらなくてもいい。
でも「できないと困るでしょ?」論
これも、よく言われます。
「できないとお客様に言われたとき困るじゃん!」って。
でもね、私はこう思う。
「今、あなたが置かれている状況で変わるでしょ、それ」
サロン勤めなら
それはもう、サロンの方針に従うしかないです。
手削りなら削りの技術を磨けばいいし、3Dがメニューにあるなら練習するしかない。
逆に、「この技術はやりたくない」「このメニューはやってみたい」って気持ちがあるなら、サロンごと変えるという選択もあり。
自分でやってるなら
個人サロンは、ルールを自分で決められる世界。むしろ「全力で逃げられる」んですよね。
スカルプやりたくなければ、メニューに入れなきゃいい。
フォームが苦手ならチップで対応すればいい。
「お客様の要望に応える」って呪い?
この言葉、聞こえは良いけど、私はあまり好きじゃない。
一見すると「お客様想いの素晴らしいネイリスト」に見えるかもしれないけど、私から見ると 「万人受け狙いすぎ」 って思っちゃう。
もちろん、その考えで突き進める人はそのままでいい。
でも、「それでしんどくなってる」なら、ちょっと違う考え方を見てみてもいいんじゃないかな。
得意分野に振り切る、という戦略
たとえば私は「大人かわいい」と「フラワーアート」が好きだし得意です。
だから、もしゴスロリ系やロック系のネイルをオーダーされたら困る。
「申し訳ないけど、これはかわいいと思えない」ってなっちゃう。
その逆もしかりで、私のデザインが苦手な人だっているはず。
つまり、なんでも受けると「ネイルマシーン」になっちゃうんです。
たとえば、パスタ屋さんの話
カルボナーラが食べたい時に、
・ファミレスに行く?
・カルボナーラ専門店に行く?
たぶん、後者を選ぶよね。
じゃあ、なんとなくファミレスに入って、仕方なくナポリタンを頼んで…で満足できるか?って話。
私は「自分の得意ジャンルに振り切った専門店」になった方が、お客様も満足しやすいと思ってます。
何でも屋=中途半端になりがち
もちろん「何でもできます」ってスタイルも悪くない。
でもその場合、相当レベルが高くないと「中途半端な何でも屋」で終わっちゃう。
逆に「これは誰にも負けない」って技術がある人は、そこに絞った方が、早く伸びる。
好きなことを伸ばす方が、苦手なことを得意にするよりも、時間も労力もずっと少なくて済むんです。
まとめ:答えがないのが正解
「すべてのお客様の要望に応えるべきか?」
この問いの答えは、ないと思う。
でも、どちらの考え方も間違いじゃない。
サロン方針に従ってオールラウンダーを目指すのもOK。
個人で自分の得意分野だけで勝負するのもOK。
結局は「お客様に喜んでもらうためにどうするか」っていう話。
あなた自身が無理なく、お客様も満足できる形を探せば、それが“あなたにとっての正解”なんじゃないかな。
ふーん、なるほどね、くらいに思ってもらえたら嬉しいです( ´∀`)
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